その時点で一つ忘れていた小説がありました。
それは『国境の南、太陽の西』です。
これを含めて、全部やっと読み終わりました。
この夏の目標にしていたのですが、予定よりずっと早く読み終わってしまいました。
とりつかれるといった感覚なのかもしれませんが、かなりの勢いで読み終えました。
全体的に、悲しみが漂っており僕の好きな作品ばかりだったと思います。
手放しにすべて好きというわけではなく、段階をつけられる感じですが、今は読み終わった余韻に浸っているため、冷静にどれが良くて、どれが悪いという批評ができない感じです。
すべて、読み終わりの際に少し泣きたくなるような感覚に襲われました。
確かに『羊をめぐる冒険』を読み終えたときは涙があふれ出してきて、妙な気分になりました。
僕たちの根底に流れている生きている辛さ、あるいは生きている喜び(意味)を基本的には表現していたのだと思っています。
すべて読み終わって燃え尽き感があり、次から何を読もうかと迷っています。
ためている本はたくさんあるのですが、読書によって感情を揺さぶられることを期待しているために何でも良いと行った感じになれません。
本来なら専門の哲学書を読むべき時期にいているのだと思います。
覚悟を決める時期、そう考えて行くべきなのでしょう。
やることはやった。
次は何をすべきなのか。
自分のしたかったことをし終えて、今はそんなことを考えています。
堀 寛史
