それに併せて一般的にはランドセルを購入するわけです。
革細工を始めてから、息子のランドセルを作成する、それを大きな目標に置いていました。
しかし、なんだかんだで忙しくなるなどして、いったんは購入する方に流れました。
ある時、いくつかのランドセルを見る内に何とも言えない違和感に襲われました。
はじめは単にランドセルのデザインや色が気に入らないと思っていたのですが、それはだんだん自分自身に対する内なる怒りであることに気づきました。
戦わずして逃げる、そのような感触であり、息子に対する表現を怠ったのだと感じました。
それを思うようになってから、購入方向にあった息子に対して一緒にランドセルをつくる?と伺いを立てました。
すると、即答で一緒につくると行ってくれました。
この瞬間、何とも救われた感じに包まれ、心地よい気分になりました。
大阪には結構革細工の道具の揃う店があります。
これまでは東急ハンズやネット販売で道具を購入していたのですが、今回は息子と一緒にどの革がよいかを見に行きました。
あまり迷うことなく、2人で濃い茶色の革を選び、また、内張はアメブタを選びました。
不幸なことにランドセルの金具をその店では扱っておらず、唯一?名古屋の店で販売しているのを見つけてそこから購入しました。
どうやら、ランドセルを自分でつくる人は少ないようで、金具を販売しているところはすごく少ないようでした。
頭の中で、ランドセルのアイデアを練り、少しずつ作成に近づいてきました。
手作りとはいえ、あまりにも違った形にすることでいじめにつながると行った危惧をしつつ、きちんとしたランドセルをつくります。
そのためにも最初のアイデアの段階が非常に重要だと思っています。
今日やっと、革にパターンを書き込みました。
もう少し気が充実したらカッティングに入ります。
僕にとって革細工の最も重要な行程はパターンニングとカッティングであると思っています。
それまでがうまくいけばプラモデルと同じで、順序よく組み立てるに過ぎません。
ある程度落ち着いたら息子に縫い作業を手伝ってもらいます。
自分でつくったランドセルと小学校に通ってもらいます。
この教育方法にいったいどのような意味があるかは僕自身わかりません。
少しだけわかるのは買い与えるのではなくつくらせる経験から、ものへの愛着を持って欲しいと言うことです。
それは人への愛着にもつながると思います。
また、世界はお金で動くのではなく、自己意思で動くのだと言うことも教えられたらと思います。
ランドセルが完成したら写真を掲載したいと思います。
しばらくかかりますが、がんばってみます。
堀 寛史
